カテゴリ:日本車(トヨタ)( 104 )
[試乗インプレッション]トヨタ・ブレビス
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試乗3台目となったのはブレビス。グレードは2.5LのAi250"エレガンスパッケージ"。エレガンスとは言うものの、事実上は一番廉価なエントリーモデル。エンジンは1JZ-FSE型(200ps/6,000rpm 25.5kg-m/3,800rpm)の5ATで359.1万円である。 基本的にプログレと同一のプラットホームを使用するだけあって、印象に違いは少ない。タイヤもプログレと同一サイズの195/65R15を履く(エレガンスパッケージ以外は16/17インチを履く)こともあって、目隠しをしてしまえばその差はほとんど感じられない。エンジンが2.5Lになるぶんだけ僅かながらフロントが軽く感じられる事と、エンジンの吹け上がりにも軽快感がある。プログレのズッシリとした重厚な雰囲気の内装に比べ、ブレビスは日本人に判りやすい高級感と言えばいいのか、トヨタが長年積み重ねてきた木目調(正式には高精彩杢調インストルメントパネルと言うらしい)の内装は薄っぺらいイメージ。ここがプログレとの最大の違いだ。まさに小さなセルシオ。プログレには3.0Lの重厚な走りが似合いそうだが、ブレビスには2.5Lの軽快な雰囲気が似合っているのかも知れない。しかし、プログレ同様今どきこんなに運転の容易なセダンも少ないですね。
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by newbeetle-cab | 2007-03-11 00:01 | 日本車(トヨタ)
[試乗インプレッション]トヨタ・プログレ
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さて、2台目の試乗車は本日の本命・プログレのNC300"ウォールナットパッケージ"である。3.0Lの2JZ-FSE型エンジン(220ps/5,600rpm 30.0kg-m/3,600rpm)を搭載し、5AT/2WD(FR)で441万円となかなか高価なモデルである。もはやモデル末期のプログレを試乗出来るチャンスは全国的に見ても限られていよう。プログレ関連の記事を最近何回か投稿してきたが、ようやく試乗できたと言うわけだ。乗り込むとやはり5ナンバーサイズのクルマである事が室内幅からも実感させられるが、むしろ今となってはプログレの誇るべきポイント。贅沢にも電動チルト/テレスコ出来るステアリングの調整幅が大きくて感心。フロントシートは気持ち小ぶりであるが、日本専用車だと思えば許容範囲か。先にクラウンセダンに乗ってしまった事を差し引く必要があるが、とても静かなクルマだ。エアコンの送風音も静寂でコストの掛かっているクルマだと判る。ステアリングは軽い部類ではあるが、195/65R15と欲張らないサイズであることもあってか、不自然な軽さではない。2JZ-FSE型エンジンは3.0Lらしいトルクの豊かさを実感できる。1,550kgのボディには充分な性能。5ATのしつけもひたすらコンフォートでクルマの性格に合っている。しかし、回していくと直6らしいキレのある回転フィーリングが垣間見えるのは面白い。V6エンジンでは体験できない。足回りもソフトではあるが、不要なピッチングに悩まされることもなく、4,510mmと短い全長に対し、2,780mmもあるロングホイルベースが有効に効いているのだろう。アイドリング時には一世代前の直噴ユニットらしいチリチリ音が聞こえてくる。最近、私も目が悪くなってきたせいか、トヨタが得意とするオプティトロンメーターはコントラストがハッキリしていて見やすいと思った。トヨタ車の常(?)なのか、ステアリングの戻りが悪い癖はプログレにも見られた。最後は必ず自力でセンターまで戻さなければならない。VW車のカチッとしたステアリングフィールに慣れている私としては気持ち悪いし、ふらつきの原因にもなりそうな気がする。カーナビもかなり旧式のDVDナビが標準装備と言うことで、画面の解像度や地図の色遣いなど古さは隠せない。こういうところは手を抜かずアップデートして欲しいものだ。(レスオプションする事も出来ないし)内外装どれを取ってもシニア層をターゲットにしているとしか思えないプログレではあるが、コンパクトなボディに直6エンジン+FRのレイアウト。モデル末期とはいえもう少し注目されても良いクルマ。熟成された今だからこそ...残り物に福有り(?)
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by newbeetle-cab | 2007-03-10 12:46 | 日本車(トヨタ)
[試乗インプレッション]トヨタ・クラウンセダン
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試乗後随分と時間が経ってしまったが、お台場のトヨタMegaWebで珍しいFRセダン3台にチョイ乗りながら試乗できたので、簡単なインプレッションを書いておく。まず1台目はクラウンセダンのスーパーデラックス(マイルドハイブリッド付) 4ATで308万円。見るからに法人用途車両と言った雰囲気がムンムンのクルマ。しかし、良く見るとやはり、タクシーに使われているコンフォートがベースになっている部分が散見され、正直言って「クラウン」と言うブランドには物足りない。まぁ運転手の仕事場と言われてしまえばそれまで....そんな程度だ。キーを捻りエンジンを始動するも、予想以上にウルサイ。もはや古典的なエンジンと言える1G-FE型であるが、ボディ側の基本的な遮音性能が物足りないのだろうか...。オルガン式のアクセルペダルがどうにも踏みづらい。角度が立ちすぎていて疲れる。ステアリングのインフォメーションやエンジン音、4輪がバラバラに動いているような落ち着かないフワフワな足。どれを取っても20年以上も昔のクルマとしか言いようのない出来映え。ある意味、すべてが予想通りの乗り味だったとも言える。最新式のクルマと比べてしまえば駄目なクルマと評価するしかないが、この船のような乗り心地のフォーマルセダン。アメリカで言えば、リンカーン・タウンカーとかマーキュリーのグランドマーキーみたいな存在なのかも知れない。そう思えば、貴重な存在と言え無くもない。法定速度内でゆったりと走る上で取り立てて不足もない。中古で50万円位ならば、法人リースアップ車(程度極上)を買って時代の流れとは隔絶されたカーライフを楽しむのも悪くはないか(?)。最新のカートレンドを追いかけるのに疲れたときは是非こんなのを処方してみては。
しかし、不思議なことに一度もマイルドハイブリッドが作動した記憶がない。アイドリングストップも効かなかった。インパネにプリウスのようなモニターもないので動作を確認することも出来なかった。エンジンが暖まっていなかったのか...不可解なまま試乗時間は終わった。まぁクラウンセダンの試乗にマイルドハイブリッドシステムは何も期待していないので問題はないのだが。
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by newbeetle-cab | 2007-03-09 23:36 | 日本車(トヨタ)
[プログレの兄弟]トヨタ・ブレビス マニアックブラザース。
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プログレの兄弟車種「ブレビス」です。プログレが98年に登場していたのに対し、ブレビスは2001年と3年も遅れて登場している。しかし、そのブレビスですら6年選手。マニアックブラザースはトヨタ得意の野晒し車ではあるが、ココまで来ると気になるクルマに変貌を遂げつつある。さて、ブレビスは見れば見るほど先代のセルシオ(セルシオという名前の最終型)前期モデルに似ている。当然ボディサイズがかなり違うので、見間違えることはないのだろうが、テイスト的にはかなり近い。ナローボディを期待する層にとってのセルシオと言うことか。プログレにはiRバージョンという専用スポーツサスで武装するスポーティグレードが用意されるが、ブレビスにはない。プログレとブレビスは兄弟と言うが、両車のカタログを見ていくと全く雰囲気も味付けも違うクルマであることが判る。ブレビスはあくまでミニ・セルシオなのだ。古典的なトヨタ式高級セダンの解釈方法でプログレをデコレーションしたクルマ。別な言い方をすれば、理想は高く、ボディは小さくと拘ったプログレのセールスが不振と言うことで、もう少し顧客に媚びてみたクルマがブレビスか。なんにしても、今となっては貴重な直6FR車である。最後の一花咲かせて欲しいものだが...
Photo:RICOH CaplioR5
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by newbeetle-cab | 2007-02-23 00:01 | 日本車(トヨタ)
[早速取材実施]トヨタ・プログレ 小さな高級車
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先日トヨタ・プログレの記事を投稿したが、プログレの試乗車・展示車をもっている販売店が近所にないことが判り、首都圏では池袋のアムラックス・トヨタに展示車がかろうじてあると言うことなので、無くなる前に早速取材敢行。まさにフロアの端っこで"窓際"を守っていたが、見れただけヨシとしなければなるまい。ボディ色はオリーブマイカメタリックとこれまたレアな色。グレードはNC300の“ウォールナットパッケージ”441万円である。ブラック内装とウォールナットの組み合わせもトヨタにしては奇跡的(笑)にセンス良くまとまっている。全長4510mm全幅1700mm全高1435mmホイールベース2780mmと今日の3.0Lクラスのセダンとしては驚異的にコンパクトなボディを持つが、四隅に踏ん張ったスクウェアなボディはなかなかのオーラを放っていて存在感は充分。確かに、運転席に乗り込めばAピラーが自分の顔に近く感じることで物理的な全幅を知ることとなるが、取り回しの良さと引き替えである。隣に兄弟車種の「ブレビス」も展示されているというマニアックぶり(次回はブレビスの写真もアップ予定)だったのだが、ブレビスはいかにもトヨタのセダン(ミニ先代セルシオ?)。トヨタワールド王道を走っている(セールスは苦戦しているが...)のだが、プログレは当時のトヨタが考える理想的なセダン像にチャレンジした意欲作なんだろうな...と。まぁそのトライアルの一環に「ビスタアルデオ(98-03)」とか「オーパ(00-05)」なんかの失敗作(問題作か?)も含まれるのでしょうけれど。今回、初めてカメラを向けながら色々な角度からプログレを観察したのですが、結構良くできてますね。不思議とプログレが格好良く見えてきたぐらいで...汗。きっと褒めすぎなんでしょうが、W124(メルセデスのEクラス84~95年)のイメージと重なる部分もチラホラ。少なくとも、トヨタっぽく無いクルマであることには違いない。トヨタのマークを着けていないことも私には好印象...。ドアの開閉音はチト物足りないし、トランクも広さはソコソコだったが、出っ張りの多いスイングアームだったりと細かなところで不満もあるが、ここまで来るとどうしても試乗したくなってきますね。そのうちインプレッションをお届けしたいと思います。
Photo:RICOH CaplioR5
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by newbeetle-cab | 2007-02-22 00:55 | 日本車(トヨタ)
[シーラカンス?]トヨタ・プログレ 9年選手。
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先日トヨタのプログレが私のクルマの前を走っていた。そういえばプログレなんて言うクルマが存在していると言うこと自体忘れていた。それくらい地味だし不人気車種と言って良いだろう。しかし、私はプログレはダメなクルマとは思っていない(忘れていたが...)。また忘れてしまわないうちに記事にしておこう。プログレの誕生は1998年の5月。もうかれこれ9年選手である。大量に誕生しては消えていくトヨタ車の中で地味なセダンが9年も現役を続けていると言うこと自体がニュースなのかも知れない。プログレは10代目クラウン(150系)や8代目マークII(100系)などとプラットホームを同じくするFRベースのセダンであるが、ボディサイズは全長4510mm全幅1700mm全高1435mmホイールベース2780mmと5ナンバーサイズに抑えられている。当時は「5ナンバーサイズのセルシオ」が登場したと騒がれていた。(エンジンが直6の2.5L/3.0Lのため、ボディサイズ的には5ナンバーでも排気量で3ナンバー登録となる。)4510mmのショートボディに2780mmと言うロングホイルベースを採用することと、本来3ナンバーボディとなるべきプラットホームを採用しながら全幅1700mmに抑えたことでボディデザインは正直奇異と言え無くもない。流麗なんて言う言葉は当てはまらないクルマである。また、タイヤサイズが今どき珍しく195/65R15に止まっているのも全幅を抑えたことと無関係ではあるまい。しかし、プログレはトヨタにしては珍しく(?)開発陣のこだわりや情熱の感じられる濃厚なクルマである。コンパクトな高級車というジャンルは本当に成功が難しい市場であるが、プログレは正面からぶつかって行ったという意味でもっと評価されるべきクルマ。内装もゴテゴテしたトヨタ的演歌調になる一歩手前で踏ん張っていると言えばいいのか、結構好きなインテリア。面白いことに、周囲のクルマ達がどんどん新世代のプラットホームへ移行しV6エンジンに切り替わっていく中でプログレ(と兄弟車種のブレビス)はいまだ直6を守っている。2JZ-FSE型 3.0L直6DOHC直噴D-4エンジンは220ps/5,600rpm 30.0kg-m/3,600rpm と 1JZ-FSE型 2.5L直6DOHC直噴D-4エンジンが200ps/6,000rpm 25.5kg-m/3,800rpm の2種類が残されている。世界的にも少数派になりつつある直6エンジン+FRのパッケージングを新車で味わえる数少ない車種である。価格も2.5LのNC250(FR/5AT)が374.8万円~3.0LのNC300“iRバージョン・ウォールナットパッケージ”(FR/5AT)が454.6万円とクラウンやレクサスISともバッティングする価格帯だけにお買い得とは言い難い。しかし、不人気車の常として中古車はもの凄くお買い得。なんと初期型なら50万円台から探すことが出来る。一応現行型ですよ。オススメはエンジンがD-4化(直噴)され5AT化された2001年以降のモデルだが、相場は120万円前後~と言うところ。アムラックス東京にはまだ展示車があるようだし、生産中止になる前に今一度見ておこうかな。こんなクルマはもうトヨタから出てこないでしょうね。スタイリングは正直言ってイマイチなのがつくづく惜しいのです。
....最近トヨタの記事が多いなぁ。気のせいかな.....
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by newbeetle-cab | 2007-02-18 20:39 | 日本車(トヨタ)
[バブルへGO!]タクシーに見る時代考証
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先日いま公開中の映画「バブルへGO!」を観た。今回ここでその内容に触れるつもりはないが、私としては気になった点がある。それはタクシーに乗るシーンが何回かあったが、トヨタ・コンフォートに乗っていたことだ。ちなみに、「バブルでGO!」の時代設定は17年前の1990年(平成2年)であるが、トヨタ・コンフォートが登場するのは遅れること5年。バブルもはじけ、不景気真っ只中の1995年(平成7年)のはず。先に登場した日産・クルーでさえ1993年(平成5年)である。1990年(平成2年)頃のタクシーは私の記憶の限りでは小型車は(少なくとも札幌は)トヨタ・コロナとか日産・ブルーバードだったはず。中型はローレルとかマークIIのセダンあたりが走っていたのではないか。そういえば、タクシー専用車種の先駆けとなったマツダ・カスタムキャブ(ルーチェがベース)が1989年に発売されているはずだ。まぁ私のようにクルマで時代考証をしてしまう人は少ないとは思うが、もう少しこだわって欲しかった。ところで、タクシーとして活躍するトヨタ・コンフォートには3タイプあることをご存知だろうか。「コンフォート」「クラウン・コンフォート」「クラウン・セダン」とトヨタではそれぞれ区別して呼んでいる。まぁ普通の人にとってこの3台を見分けるのはかなり難しいと思うが...。せっかくの機会なので少し説明したい。ちなみに、コンフォート系のルーツはクラウンではなく、80系のマークIIである。88年から92年にかけて販売された6代目マークIIはHT/セダンの2ボディが用意された最後のモデルで、HTは92年にモデルチェンジをしているが、セダンはコンフォートの発売まで継続生産された。私が免許を取るために通った自動車学校の教習車もこのマークIIセダンのLPGガス車だった。そういう意味では相当古めかしいプラットホームではあるが、好景気の時に(当時の)主力車種マークII(三兄弟)の為に作られたプラットホームで有ると言うことは、距離を走るタクシーならば決して悪いことだらけではないのかも知れぬ。まず「コンフォート」は全長4590mm全幅1695mm全高1515mmホイールベース2680mm。エンジンはLPGを燃料とする3Y-PE型4気筒2000ccのエンジンで、79ps/4,400rpm 16.3kg-m/2,400rpmを発揮。結構トルク型の様だ。ちなみに、タクシーの小型車枠は5ナンバー車でかつ、全長4600mm以下である。「コンフォート」の中型車版(ストレッチモデル)が「クラウンコンフォート」である。全長はコンフォート+105mmの4695mm(5ナンバー枠一杯ですね)全幅1695mm全高1,515mmホイールベース2785mmである。エンジンはコンフォートと同一であるが、「クラウンコンフォート」のMT車は6名乗りのコラム4MT車(コンフォートはフロア5MT)である。ちなみに、タクシー仕様車の価格はあまり表に出ないが、私の手持ち資料ではコンフォートの"スタンダード"5MTが153.3万円~/クラウンコンフォートの"スタンダード"4MT(コラム)が170.1万円~である。(4AT車は+11万円)この定価でタクシー会社が買っているとは思えないのであまり意味のある数字ではないのだが、皆さんの予想より高いのではないか。法人向けの営業車って個人が見るとビックリする程の値引額ですからねぇ....。最後にコンフォート系の最上級「クラウン・セダン」は2001年8月に発売開始。エンジンは唯一、LPGの他にガソリンの1G-FE(懐かしい..)型直6気筒DOHCを積む。160ps/6,200rpm 20.4kg-m/4,400rpmは1,390kgのボディには贅沢とすら思えてくる。ボディサイズは「クラウンコンフォート」と同一。しかし、LPGの上級グレード"スーパーサルーン"だけにバンパーやサイドモールで肉付け(全長4830mm全幅1710mm)されたワイドボディ仕様がある。ちなみに、旧型となる先代クラウンセダンは150系クラウン(10代目)のセダンボディであり、150系クラウンは90系マークIIとプラットホームが共有であったため、80系のマークIIに由来を持つコンフォートから派生している現行「クラウン・セダン」は信じられないことにモデルチェンジした事によって中身が古くなったと言える。個人的には「クラウン・セダン」を買うならば先代後期(2.0LがVVT-i化された98年8月以降2001年まで)モデルを中古で買った方が良いような気もする。内装も当時の150系クラウンそのものであり、明らかに営業車を意識した現行型のモノより全てにおいて質感が高い。そんな微妙な現行「クラウン・セダン」だが、唯一興味を引くとすればトヨタマイルドハイブリッドシステム<THS-M>が設定されていることか。待機時間の多いショーファードリブン用途を想定し、アイドリングストップと極低速時のモーター駆動に特化した簡易的なハイブリッドシステム。これを搭載したトップグレード"スーパーデラックス"は308.1万円である。この手の法人セダンって整備がしっかりと行き届いている上に案外走行距離が少なく、ビックリするような極上車がとんでもない低価格で(個人で乗るような外観ではないためか)売られていることがある。こういう渋いクルマを愛車にしてみるというのもハズシ狙いとしては面白いかもしれない。何を隠そう、私も昔から結構好きでカタログなど資料だけは結構揃っていたりする....。そのうち日産のセドリックやクルーの話も書こうかな。
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by newbeetle-cab | 2007-02-15 23:00 | 日本車(トヨタ)
[試乗インプレッション]トヨタ・クラウン2.5 ロイヤルサルーン
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通称ゼロクラウンに試乗した。かつては"いつかはクラウン"と言う程の憧れの存在であったこのクルマ。(以前は最後のクルマだったが今では"ゼロ"なのだ..)セルシオがレクサスLSと西洋かぶれしてしまったお陰で、再びトヨタのフラッグシップ(マジェスタ含む)に返り咲いたわけだ。クラウンというクルマは知らないうちに(?)モデルチェンジをしていると言えばよいのか、独特の雰囲気が変わらないと言う意味では凄い。私のなかで初めてV8が搭載された130系(87~91)からクラウンのイメージは変わっていない。(元々私は大の日産ファンなので、この頃は当然セド/グロ派でしたね。Y31の頃です。初代グランツーリスモ・VG30DET...) フルフレーム構造(ペリメーター型だったかな..)が一般的なモノコックに変わった150系(95~99)以降、走り重視のツーリングやアスリートと言ったグレードを展開しているがやはりメインはロイヤル系だろう。走り重視ならそもそもクラウンなんて選ばない。(ダイエットコーラみたいなものでそもそもダイエットするならコーラなんて飲むなと。)ドメスティックカーの代表選手としてその存在感は認めざるを得ない。自分でステアリングを握るか否かという意味では別として...。さて、話を戻す。今回試乗したグレードは2.5Lの上級グレード"ロイヤルサルーン"で363.3万円のクルマである。ブレイドの試乗の後、"本当の日本仕様車"とは何かを確認するべくクラウンに乗ったのだ。エンジンは4GR-FSE型のV型6気筒DOHCで直噴<D-4>である。圧縮比は12.0とハイオク指定とはいえ結構高い。215ps/6,400rpm 26.5kg-m/3,800rpm を発揮し、ミッションは6速ATと組み合わせる。1,550kgの車体で10・15モードは12.0km/Lとなかなか良好。試乗車のボディ色がブラックだったこともあり、まさに法人ショーファードリブンの雰囲気満点。全長4840mm 全幅1780mm 全高1470mm とさすが日本で使う上で大きすぎないジャストサイズ。室内に乗り込むとファブリックシートのグレー内装。またギラギラしたライトブラウンの木目調パネルではなく、こちらもグレーの木目調パネルを組み合わせるお陰でシックな雰囲気だった。ただ、各部の作りは文句なしに高級感溢れるとは言い難い。上手く表現出来ないが...見た目のボリューム感はアリなのだが、実際に触れてみると薄いプラスチック(安い素材)が多用されていることに気づいてしまう。まぁ今となっては363.3万円なんて高級とは言えない価格帯なのだと思えば納得が行く。しかし、基本的にマジェスタ(567万円~689万円)まで共通の部分が多いだけに複雑。エンジンスタートボタンを押し、エンジンに火を入れるがさすが静粛性は凄い。もちろん吸音材を多用する結果なのかもしれないが、直前に乗ったブレイドの比ではない。オプティトロンメーターのガソリン計が異常に大きくて気になった。非常にスムーズな加速は2.5Lでも充分演出される。トルク感も文句なしで+70万円(実際には3.0はカーナビが標準なので装備差を勘案すると+25万円位か?)の3.0Lは不要ではないかとすら感じる。軽くアクセルに足を添えるだけで60~80km/hの巡航をしてしまうのでインプレッションのし甲斐のないクルマではあるが、今となっては珍しいフカフカ系のシートに包まれ、軽い電動パワーステアリングを握っていると"安楽系移動体"の世界としてこれはこれで完成した価値観なのだろう。これに良い悪いと議論をするつもりはない。ただ、ステアリングの戻り(たとえば交差点を曲がったあとの復元性)が悪く、必ず最後は自分で中立まで戻す必要があるのが気になった。またブレーキを踏むと結構なノーズダイブが発生することにも違和感が残る。まぁ深いことを考えず、リヤシートに収まった方が幸せなクルマではあるが、ドライバーズカーとしても日本の渋滞路をトロトロと走りつつ、高速道路に入れば直線を排気量に任せて疾走する....やはりドメスティックカーとして”日本人の日本人による日本人のためのクルマ”として完成されている。少なくともブレイドに260万円出すくらいならば、+73万円頑張って337万円(もしくは大幅値引きを引き出して)のクラウン・ロイヤルエクストラを買った方(その代わり長く乗ると..)が価格差以上の満足感が得られることは間違いない。電車に例えればブレイドは通勤電車の"快速"みたいなもの。新幹線とは言わないが、特急型の車両(クラウン)とはそもそも出来が違いますね。VWゴルフの1.6Eは242万円で話題の1.4GT TSIが305万円と63万円の差なのだ。ブレイド比73万円の価格差とて決して非常識なレベルではあるまい。自動車評論家徳大寺氏(同じVW好きとはいえ、彼の批評はイマイチ共感できないが...)は昔から「最後はクラウンに乗る」と言っているが、その気持ちは何となく判る。クラウンの存在感を再確認出来た今回のブレイドとの比較試乗は有意義だったと言えそうだ。
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by newbeetle-cab | 2007-02-10 15:28 | 日本車(トヨタ)
[試乗インプレッション]トヨタ・ブレイド 2.4G
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ようやく、トヨタ・ブレイドに僅かな時間だが試乗することが出来た。グレードは2WDの"ブレイド G"で256.2万円である。エンジンは2AZ-FE型2.4L 直4DOHCで圧縮比は9.8。167ps/6,000rpm 22.8kg-m/4,000rpm を Super CVT-iで駆動する。アイドリングは静寂に包まれる。このあたりはトヨタの面目躍如。しかし、オーリスで感じられた適度な堅さの欧州調(あくまで調だが。)な足回りではなく、ヒョコヒョコと落ち着きがない。エンジンが重くなったからだろうか。ステアリングはいかにも電動パワーステアリングです...という雰囲気の手応えが無く曖昧な軽いだけの駄目ステアリング。オーリスの時とほぼ同じ印象だが、トヨタはこれで良いのか?ブレイドにとって一番残念なのは時流に反して(?)詰め込んだ2.4Lユニットの存在感が希薄なこと。たぶん、Super CVT-iを介してしまうため、エンジンの個性がスポイルされてしまうこともあるのだろうが、回転フィーリング・サウンド・トルク感...どれをとっても中庸で退屈。折角オーリス比でエンジンが大きく高価なブレイドを買うにあたり、もう少し大排気量特有のトルク感を実感させて欲しいものだ。トヨタが胸を張る「フライングバットレス」の内装は私にはただデザイナーのマスターベーションとしか言いようが無く、使いにくい。各部のチリがキッチリあっているのはトヨタらしいのではあるが。幸いにしてシートがサイズも適当でトヨタ車にしては珍しく不満がなかった。不思議なことにまだ2500kmしか走っていない試乗車のサイドブレーキレバーがすでにガタついていた。(左右の方向にガタガタ動く)展示車はそんな事がないのを確認してきている。チトへたるには早過ぎだ。屋外でブレイドを見ていたらなんとなく、日本では輸入がストップしてしまった現行型のオペルアストラに通じる雰囲気があるかな(あくまで佇まいだけ)と思い始めた。いずれにしても、ブレイドは昔ながらのトヨタ車の域を出ない"買ってはいけない日本専用車"(トヨタ的には利幅が大きく最も買って欲しいクルマだが。)だったことは充分に確認できた。噂では今後V6-3.5Lが追加される予定があるとか。これ以上フロントヘビーになったらまともに走れるのかと心配してしまうが、どうせトライするなら今度こそ排気量の大きさを生かし、ビックトルクで走るような味付けにすべきだ。私には2.4Lのセッティングが何を言いたいのかサッパリ判らなかった。全般的に中庸でつかみ所のない(不満もないが満足もない)ブレイド。いかにもトヨタ式日本専用車と言うことか。それでいいのかね?トヨタさん。
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by newbeetle-cab | 2007-02-09 22:23 | 日本車(トヨタ)
[目標の2.5倍]トヨタ・ブレイド 初期受注7500台
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トヨタは新型車「ブレイド」の受注状況を発表した。12月21日の発売から1月20日までの1ヶ月間で、月販目標台数3000台の2.5倍となる約7500台受注した。トヨタは" 「走り」と「格の高さ」を感じさせる独創的なエクステリアと上質で洒落たインテリア、扱いやすいサイズのボディに搭載した2.4Lエンジンにより実現したゆとりの走行性能などが高く評価されている。"と分析している。トヨタの販売力をもってすればこんなクルマでも簡単にさばいてしまうと言う恐ろしい事実が数字となって表れたわけです。凄いと言うよりは恐ろしい...。元々ブレイドはトヨタピラミッドの中で他社のクルマへ流出していたCセグメントのハッチバック需要を受け止めることが出来れば成功なのだと言うことがよく判りました。こんなコストパフォーマンスの悪いクルマ(言い換えればメーカーにとって利幅の大きいクルマ)そうそう無いですけどね(笑)。7500人のブレイドユーザーとなった皆さんが満足のいくカーライフを送られることをお祈りします。間違ってもトヨタ以外のお店で試乗などされませぬよう...
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by newbeetle-cab | 2007-01-25 00:55 | 日本車(トヨタ)



クルマとカメラが好きなヤツのプログ。旧(VW Car Life from north country 彩の国支店)
by newbeetle-cab
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