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[試乗インプレッション]マツダ・RX-8 Type RS
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有り難いことに、スカイラインに引き続いてマイナー後のRX-8に1日試乗させていただいた。グレードは今回のマイナーにおける最大の目玉と言っても良いトップグレード「Type RS」。トップグレードと言っても豪華版ではなく、勿論一番ホットなグレードだ。「Type S」(6MT車)をベースとして、専用エアロパーツ(大型フロントエアロバンパー、サイドアンダースポイラー、リアスポイラー)や19インチアルミ鍛造ホイールは225/40R19タイヤとの組合せにより、優れたグリップ性能を提供する。RECARO社製バケットシート(前席)も奢られる。シート中央部のファブリックとサイドサポート部の本革を組合せ、赤ステッチを施したRX-8専用デザインのシート。ステアリング本革巻およびシフトノブ&パーキングブレーキレバー本革巻は専用に赤ステッチが施される。また、ハードサスペンション(ビルシュタイン社製ダンパー)を装着したほか、発泡ウレタン充填フロントサスクロスメンバーを装備し、操縦安定性と乗り心地の両立を目指した。なによりも、驚きなのはベースモデルとなった「Type S 6MT」の294万円にわずか、+21万円の315万円で「Type RS 6MT」が提供されること。社外品でレカローシートを2脚入れることを考えただけでもこの価格がいかにお買い得か判る。全長4470mm全幅1770mm全高1340mmでホイールベース2700mm。車両重量は1350kgである。エンジンは言わずと知れた13B-MSPで、最高出力235ps/8200rpm 最大トルク22.0kg-m/5500rpmを発揮する。パワーウエイトレシオは5.74kg/ps。ロータリー車に燃費の話をするのも野暮ってモンだが10.15モード値は9.4km/Lとなっている。さて、ウズウズしてきたので結論から書いてしまうが、このマイナー後モデルの「Type RS」。もの凄く楽しいクルマに仕上がってますね。クルマを受け取って、信号2つ走った時点でもう笑ってしまったくらい。まず、内製になった6MTがギア比の見直しや最終減速比の低速化が功を奏して、なんと言っても発進が非常に楽になった。RX-7の時代ほどではないにしても、初期型のRX-8に乗ったときはやはり発進時のトルクの薄さに気を使ったモノだが、最新型の「Type RS」では別物の扱いやすさ。そして、コクッコクッと手首を捻るだけで決まるシフトフィールも文句なし。まぁホンダ・S2000のカチカチと決まるMTの方が個人的には好みではあるが、それは随分とレベルの高い話。先日乗ったスカイラインクーペの6MTでは残念ながら太刀打ちできない世界である。また、エンジンについても、新型のウォーターポンプやオイルポンプの採用などにより、低中速域での加速感を向上したとリリース文にもあるが従来よりも「溜め」もしくは「待ち」が無く、右足に力を込めた瞬間から「シュルー」という独特のサウンドを響かせながら気持ち良く回転が高まっていく。近年、ロータリーよりも滑らかなレシプロエンジンは幾らでもあると評されるようになって久しいが、マイナー後モデルで再び「ロータリーでしか味わえないフィーリング」が色濃く表現されるようになったのではないか。幾度となく、無用なシフトダウンを楽しんでいる自分がいた。2速から全開で加速をしていくと、気持ちの良いサウンドに包まれながらあっという間に9000rpm手前まで行ってしまう。「ピー」と言うレブリミット警告音を聞かなければ、まだもう2000rpmは回るのではないか...。電子制御スロットル(マツダはエレキスロットルと言うが)のプログラムも非常に的確で、やはりスポーツカーを作らせたらマツダは天才だな...と改めて実感する。逆に市街地などトロトロと走る場合にも随分と粘るようになった。いわゆる、教習所シフトと言われる次々とシフトチェンジをしていくような走りにも充分追随出来る。5速で40km/h、6速で50km/h位の巡航をこなしてくれる。ビルシュタイン社製ダンパーが効いているのか、とても225/40R19なんていうハードなタイヤを履いているクルマとは思えないフラットな乗り心地がまた嬉しい。初期型のRX-8はトレードマークの観音開きドアがボディの剛性感を落としているのかな...と物足りなさを感じたが、「Type RS」では一切物足りなさは感じなかった。今回のマイナーでフロントおよびリアの足回りを見直し、ダンパー、コイルスプリング、ブッシュ類、スタビライザーの特性を最適化した事や、することにより、台形のストラットタワーバーを採用すると同時に、サスタワーやホイールエプロン後部の板厚をアップすることによりフロントボディのねじれ剛性を向上させるところまで手が入っている。これらが効果的に威力を発揮していると理解するべきだろう。ここまで来れば、4枚ドアになったことによるネガはほぼ払拭されたのではないか。よく、スポーツカーを論じるときに「最高出力」や「最高速度」が高いほど良いクルマと言うような風潮があるが、それはあまりにも表面的すぎる。RX-8はマイナー後モデルでも国産最速を争うようなクルマではない。RX-8は世界で唯一のロータリーエンジンと対話を楽しむクルマ。この走りとこのエンジン(やミッション)が315万円で買えることはほぼ奇跡と言って良いのではないか。久し振りに食事の時間も惜しんで走り回ってしまった。まぁ、やはりネガティブな要素として燃費は無視できない。今回は満タン法による燃費計測が出来なかったが、220km程を走破して概ね8~9km/L前後だったと思う。経験上、同コースで2.0L(NA)クラスならATでも10km/Lに届くメニューなだけに、多少のエクストラコストは覚悟が必要であるが、ライバルに比べ車両価格が安価であることと、楽しい走りを考えれば納得の行く範疇かもしれない。(渋滞中にエアコンを使用していたらみるみるガソリンが減ってきたので長時間の渋滞は厳しいかも。)また好みの問題だろうが、「Type RS」は専用エアロパーツで武装されるが、個人的にはレスオプションが欲しい。レカロシートとビルシュタイン社製ダンパーは欲しいが、エアロパーツは要らないという需要もありそうなモノだが...。
by newbeetle-cab | 2008-05-21 20:50 | 日本車(マツダ)
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