関東に帰省しているので久し振りに「松屋」へ行ってみた。札幌には「吉野家」と「なか卯」のチェーンは上陸しているが、「松屋」と「すき屋」「神戸ランプ亭」は上陸していない(ハズ)である。最近、札幌にも本州資本の上陸が激しいので時間の問題とは思うが。(いつの間にかガストとか増えたしね。)例のBSE問題で牛丼が販売停止に追い込まれて久しいが、私も独身時代は大変お世話になった。思い出せば、小学生時代の「キン肉マン」ブーム真っ只中に育った世代として「吉野家の牛丼」はなにやら憧れの様なものであったが、その当時札幌に牛丼の吉野家は無かった(ハズ)。その後、吉野家がセゾングループとして再出発し、現在のオレンジ色の看板でチェーン展開を開始し、札幌にもオープンしたのが高校生くらいだったと思う。「これがキン肉マンが愛した牛丼なのか!!」と飛びついた記憶がある。特に、一人暮らしを始めた当初は吉野家で牛丼を食べれるのが一人暮らしの醍醐味とばかりに通い詰めたものだが。結婚後は完璧に足も遠のいた。まぁ食べ過ぎて飽きているのも事実だが。そんなこんなで「ブタドン」である。道産子に言わせれば「豚丼」とは帯広ではソウルフード的な存在の食べ物であり、今話題の豚丼とはスタイルが違う。甘辛のタレを塗り、炭火でじっくりと焼き上げた豚肉をご飯に載せていただくものであるが、吉野家のブタドンは極力、従来の牛丼に似せようと努力した「豚煮込み丼」ではないだろうか。具にゴボウが入っていたりで、まるっきり牛を豚に取り替えただけとは言わないが、おおむね「似た食べ物」と言って差し支えなさそうだ。牛丼のときは「しょっぱい吉野家」と「甘めの松屋」という印象で使い分けていたのだが、「豚丼」は(両者一度だけの試食だが)かなり味のトーンは似ているような気がする。牛丼ほどには違いは無い。ただ、味噌汁は吉野家のほうがウマい。(吉野家は+50円で松屋は標準装備である点は考慮しなければならないが。)セコイ話だが、吉野家は食べ終わった後に店員さんへ代金を支払うが松屋は最初にチケットを自動販売機で買う。このプロセスの違いで「たまご」「味噌汁」と言ったサイドメニューの頼みやすさが違う。私は吉野家ではついつい、たまごを頼んでしまうが松屋でたまごを頼むことは少ない。「たかが50円されど50円」である。結論から言えば、ブタドンに関しては「松屋」が札幌にないことを嘆く必要はなさそうだ。
by newbeetle-cab
| 2004-05-05 22:25
| 旅行/たべもの
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