![]() ![]() ![]() ![]() 軽自動車はどれも同じに見えてしまう中で、ソニカのようなコンセプトのクルマは無くなって欲しくないが、どうにも愛でられないズングリとしたフロントフェイス。惜しい。例えば、先代のルノートゥインゴやホンダの初代トゥデイ(今はスクーターだがここでは軽自動車)の様に(5ドア/3ドアの違いはあれど)同様のデザインテーマで成功している事例もある。コペンや初代オプティの様な優れたデザインを輩出しているダイハツなのだから、出来ないハズは無いのではないか。コンセプトだけで言えばスズキのセルボよりもソニカの方を支持したいところであるが、スタイルとユーティリティの両立を狙ったセルボの方が売れている(昨年累計で32,174台)。ソニカのビッグマイナーチェンジで起死回生の策が練られることを期待したい。
![]() ![]() ![]() ![]() 個人的には新型タントの方がハイルーフ感を上手く吸収し、見た目の不安感を払拭(先代比で)していると思う。「パレット」の方が若干ヒョロっと背高でボディが細く見えるような気がする。(実際にはタントの全高は1,750mmでパレットは1,735mmとタントの方が背高)ホイルベースがタントの2,490mmに対し、パレットは2,400mmと90mmもショート。見た目の安定感にも影響があるかも知れぬ。写真の「X」は165/55R14を履いているが、165/50R15位にインチアップした方が安定感が出るかも。パレットの販売目標台数は6,000台/月。対するタントは8,000台/月と先行するダイハツに一歩譲っている。ちなみに、タントは初月の販売が約24,000台と目標の3倍も売れている。いかに、ユーザーがどうせ買うなら少しでも広いクルマ...を求めているかが判る。日本人の宿命もしくは気質っていうやつで、限られた枠の中でこそ知恵を絞れる。タントやパレットを見ていると、軽自動車枠の中でよくぞココまでスペースをひねり出すものだと感心を通り越して呆れるほど。ただ、スズキらしいのはダイハツを追い越すまで頑張るのではなく、ホドホドの所でまとめ上げる潔さ。エンジンやミッションも悪戯に新しいものを投入するわけでなく、枯れたものを熟成させながら採用してくる。気になる価格は「G」(4AT/2WD)111.3万円~ 「TS」(Mターボ/4AT/4WD)169.3万円となっている。グレード構成はスズキにしては盛り沢山で、廉価グレードの「G」、売れ筋となりそうな標準系「X」、エアロ系のNAグレード「XS」、エアロ+Mターボの「T」、そして最上級となる「TS」。タントの標準系とカスタム系ほどイメージは違わないが、やはりエアロ+ターボのモデルがより高価で豪華装備である路線は変わらない。エンジンはお馴染みK6Aで、NAは54PS/6,500rpm・6.4kg-m/3,500rpm。Mターボは60PS/6,000rpm・8.5kg-m/3,000rpmを発揮する。興味深いのは、タントとの差異化を意識したのか、安全装備の充実。運転席・助手席SRSエアバッグと4輪ABS[EBD・ブレーキアシスト付]は全車に標準装備。(タントは一部メーカーOP)その他、ヘッドレストがフロント、リヤの4席分が全車に標準だし、セキュリティアラームシステムやイモビライザ-も全車に着く。スズキの軽自動車では案外切り捨てられてきたチルトステアリングや運転席シートリフターも全車に装備される。(タントはアジャスタブルパックとして全車メーカーOP)そしてスズキとは思えない(?)快挙として、フロントシートSRSサイドエアバッグが一番廉価な「G」を除いて標準装備だし、最上級グレードのXSにはSRSカーテンエアバッグも標準になる。メーカーOPで対応しないのがスズキらしいが、コスト優先で考えるユーザーが多い軽自動車の場合、メーカーOP設定ではおそらくほとんどのユーザーが選択しない。これには驚いた。また、自慢の両側スライドドアは一番廉価な「G」を除いてスライドドアクローザ-(後席両側)とパワースライドドア(後席左側)が標準。(T/TSは両側が電動になる)価格も軽自動車としては高価な部類であるが、安全装備を見てもかなりの部分が標準で装備され、不満はない。むしろ、売れ筋になるであろう「X」(2WD/4AT)は123.9万円と割安感さえある。ライバルのタント「X」(2WD/FF/4AT...グレード名も同じ!!!)にメーカーOPのアジャスタブルパック(チルトステアリング・運転席シートリフター・アジャスタブルシートベルトアンカー)とセーフティパック(SRSフロントサイドエアバッグ+運転席ニーエアバッグ・ダブルプリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルト)を装着すると137万円と13万円ほどタントの方が高価になる(しかもタントは電動スライドドアではない)。コストパフォーマンスではパレットに軍配が上がる。あとは走りの面で評価したいところだが、今のところ未知数。どちらも車重は910~920kgと軽自動車では重たい部類に入る。先代のタントに試乗した時はあまりの遅さに驚いた記憶がある。新型タントは上級グレードにCVTを投入し、10・15モード値で20.5km/Lを達成したが、4ATは18.2km/Lに落ちる。対して、パレットは全車4ATで10・15モード値を20.0km/Lに乗せてきた。ここがスズキの底力なんだろう。実際、色々と乗り比べた実感としてスズキのクルマの方が実効燃費は良い気がしている。(それだけK6Aエンジンの完成度が高いと言うことか)多分、追ってセルボにも投入された直噴(DI)ターボエンジン+7速マニュアルモード付CVTが投入されるのではないか。(価格はかなり高くなりそうだが)正直に言って、東京モーターショーで眺めていたときはタント圧勝で、パレットは苦戦かな...と思っていたが、予想以上にパレットの商品性も高く面白い戦いになりそうだ。私もこの2車に早く乗ってみたいと思う。
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