ヒュンダイ・ジャパンは、2.7Lと2.0Lエンジンを搭載した新型SUVの「JM」を9月11日から発売する。ちなみに、「サンタフェ」は今回のJMの投入によって姿を消した。JMは新世代のヒュンダイの世界戦略SUVで、今年2月に米国シカゴオートショーで発表し、4月から韓国で発売した。本国(韓国)や北米では「ツーソン」の車名で呼ばれる。順次、欧州、北米でも販売する予定。2.7L-V64WD車と2.0L-直列4気筒のFFをラインナップ。価格は「2.0GL」が169万500円、「2.0GLS」が187万9500円、「2.7GLS」が231万円。毎回思うことだが、ヒュンダイ車は新型が出るたびにクルマ作りが上手くなっている様に感じる。前作の「サンタフェ」には韓国らしいといえばいいのか...正直気持ち悪いデザイン(汗)だったが、今回の「JM」に至っては無国籍であるがプレーンですんなりと受け入れられるデザインにまとまっている。残念ながらデザインのモチーフがホンダのCR-Vやトヨタのハリアーにあるような気がしてならないのだが。(特に内装は先代のハリアーに似てる。)
しかし、価格は相変わらず安い。2.0FFが169万円である。もちろん装備も不満の無いレベルをキープ。私があまりSUVに興味が無いせいもあろうが、XGやエラントラなどセダンに感じたほどの日本車に比較した場合の「格差」は狭く感じる。それでいてこの価格差。フェアな欧米や米国の市場ではどう評価されるだろうか。残念ながら日本ではヒットする事は無いだろう。なぜなら、価格に対するクルマのデザインや装備レベルは合格だと思うのだが、「この車が欲しい」と思わせる衝動を感じない。(このクルマが128万円なら価格的な衝動が働くやも知れぬ)根の深い問題とは思うがヒュンダイの驚異は充分に感じ取る事が出来た。
by newbeetle-cab
| 2004-09-01 22:05
| 輸入車全般
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