[試乗インプレッシヨン]ルノー・カングー
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以前から長時間のテストドライブしたいと思い続けてきたルノー・カングーをお借りすることが出来たので思う存分走らせて貰った。もう何年も前から愛車候補としてエントリーしてきたのだが、カングーの試乗はいつもほんの数分しか叶わず...。グレードは上級グレードの1.6(4AT)でボディ色はグラシエ・ホワイト。まだ3000km位しか走っていない極上車。まずは簡単にカングーのスペックをおさらい。ボディサイズは全長4035mm×全幅1675mm×全高1810mm。ホイルベースは2600mmで重量は1200kg。エンジンはK4M型の1.6L 直列4気筒DOHCで95ps/5000rpm・15.1kg-m/3750rpmを発揮。パワーウェイトレシオは13kg/ps。ミッションは4AT。ちなみに、この4ATはPSAグループとの共同開発品で、あちらではAL4型と呼び、ルノーはDP0型と呼ぶ(まぁあまり評判の良いユニットではないよね)。次期型は日産のユニットを使うか、アイシンから買うのか...。面白いもので、カングーはサイズの割に結構大きなクルマに見える。全くと言って良いほど絞りのないデザインがなせる技だろうか。トヨタ・シエンタ(全長4100mm×全幅1695mm×全高1670mm)の方が65mmロングで20mmワイドだが、140mm低い。しかもスクエアなボディに加え、全面にワイドなグラスエリアが設けられているお陰で車庫入れは相当にやりやすいクルマ。 a0009562_2150505.jpgカングーは元々商用車主体で97年に本国デビューしたクルマ。日本では遅ればせながら2002年くらいから正規輸入(当初は1.4L)されているはずだ。(左の写真は本国仕様の商用車"Kangoo Express")日本で言えば、プロボックス的な存在だろうか。ビジネスで使えるクルマは乗用でも使えると。カングーもプロボックスも機能美とも言うべき「無駄を省き、機能を追求した」クルマの魅力という意味では共通しているのではないか。ただ、プロボックスのスタイリングは退屈で残念なのだが。さて、クルマに乗り込むと唖然とするくらい高い天井に驚く。ガラス面積も大きく、室内はとても明るい。そして、サイド面上方に向かっての絞り込みが少ないため、圧迫感もなく全幅1675mmしかないクルマとしては望外に広々感がある。不思議なことに、ステアリングにチルト機能が無く、固定式だった事には驚いたが、幸い違和感のないポジションが取れた。エンジン音は結構侵入してくるが、低速から太いトルクに助けられ街中では軽快に走る。4ATもスムーズに変速をしていくため至って快適。何よりも、全高1810mmを感じさせないフラットな乗り心地に驚かされる。不安感を感じさせるようなロール感が無く、どこまでも自然。いかにも良く出来たクルマという雰囲気に溢れている。正直言って、カングーの様なクルマのインプレッションを文字に表すのは非常に難しい。なぜなら、尖ったところ(特徴)があるわけでもなく終始安定志向なのだが、全く退屈ではなくむしろ相当楽しい。我が身の文才の無さを嘆くしかないが、カングーの走りはそれ位奥が深い。細かな不満点として減速時に自動的にシフトダウンをしてしまうATのプログラムが邪魔に感じることがあることと、個体差があろうが、内装からギシギシと異音が聞こえ結構気になったことがある。ステアリングは175/65R14というサイズの割には(特に低速時)重めだが、私はこれ位の重さが好みだ。運転がとても楽しかったので、当初の予定を変更してワインディングロードを求めて秩父方面(299号)へ。エンジン出力に不満はない。ツインカムユニットらしい吹け上がりを充分に楽しめる。さすがにきついコーナーでは背の高さを意識することになるが、不安を感じることはない。むしろ、ブレーキ性能がもうワンランク高められるとメリハリのきいたコーナリングが楽しめそうなのだが、そんな性格のクルマでもあるまい。いつのまにか夢中になってドライブを楽しんでいた。絶対的スピードは高くないが、運転しているという実感をヒシヒシと感じさせてくれる。またシートもバケットシートの様にガッチリとサポートする類のモノではないが、しっとりとドライバーを包む様なタイプで短時間ではその良さが判らないが、長距離でその真価を発揮する。これで212万円(4AT)なのだから絶対にお買い得だ。オーディオのボリュームがエンジンの回転数に比例して(?)微妙に大小していたり、エアコンの温度調節がどうもしっくり来なかったり、エアバック警告灯がフッと点灯したと思うとまた消えていたり...日本やドイツのクルマではあまり感じない作りの粗さを感じた事もあったが、カングーの魅力に比べれば小さな話と思えた。カングーはアチコチから次期型登場の噂が聞こえている。(早ければ来年にも?)次期型はやはりマーチ由来のBプラットホームだろうか。どんなクルマに仕上がるのか未知数だが、現行型とは随分と味わいの異なるクルマになるであろう事は想像に難くない。長年欲しいなぁと思い続けてきたカングーを片想いのままで終わらせるのか、パートナーに迎え入れるのか。悩める時間はそう多くはなさそうだ。最後に、私のブログではあまり取り上げないユーティリティだが、カングーについていえば触れないわけにも行かない。まず、恐ろしく滑らかなスライドドアに舌を巻く。これだけでクルマの質感が上がった様に感じるほどだ。商用車がベースなのだから容量だけではなく、実際の積載性にも不満があろうはずもなく、写真の通りスクエアなラゲッジスペースは何でも詰めそう。まだダブルバックドアは後方視界に真ん中の柱が写り込むことはデメリットだが、カングーのキャラクターを現す上で外せないポイントだし、狭い場所での開閉にも有利だ。また、ボンネットが珍しい前開き式なのも面白い。こんなクルマがどうして日本のメーカーから出てこないのか。ファンカーゴとは根本的に違いますよ。とても良いクルマでした。 
a0009562_1436345.jpg本国にはこんな武骨(?)なカングーもラインナップされている。その名も「Kangoo 4X4」。フィアットのパンダにも似たようなグレードがありますね。北海道なら「Kangoo 4X4」イイですね。積めて走れてですから、無敵かも。テッチンのホイルが実用車の雰囲気を醸し出してそそられます。以前、日本にも輸入されるんじゃないかって噂はあった気がする。エンジンがディーゼル(5MTでOK)なら堪えきれず即ゲットでしょう。
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by newbeetle-cab | 2007-08-12 23:43 | 輸入車全般
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