[徹底比較]マツダ・デミオ vs スズキ・スイフト
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新型デミオに試乗して予想外(期待以上)に出来が良かったので、とても嬉しい今日この頃ですが、今回は最大のライバルになるであろう、スズキ・スイフトと比べてみたい。やはり、デミオから購入対象となるグレードを選ぶとすればミラーサイクル+CVTで23km/Lを達成した13C-Vだろう。価格は131万円。対するスイフトは新開発のK12B型エンジンを搭載し、CVTと組み合わせ20.5km/Lを達成したXG"Lパッケージ"。価格は127万円。その差4万円と拮抗している。ボディサイズはデミオが3,885mm*1,695mm*1,475mmで990kgに対し、スイフトは3,755mm*1,690mm*1,510mmで1000kg。デミオの方が130mm程ロングで5mmワイドで35mm低く、10kg軽い。この全長差は後席スペースの差となってそのまま表れている。スイフトでは後席に狭苦しさを感じるが、デミオでは感じなかった。それを除けば、ラゲッジスペースも含め特筆するほどサイズ面での違いはない。マイナー後のスイフトはシートアレンジを見直したお陰で"ラゲッジボード"を採用し、前倒ししたリヤシートとラゲッジが水平につながり使いやすい荷室になったが、デミオはラゲッジと前倒ししたリヤシートの段差は大きい。先代までユーティリティを売りにしてきた"デミオ"のイメージからすれば驚くほど潔く切り捨てた部分ではある。ちなみに、両車共にリヤシートのリクライニングや前後スライドは出来ない。居住スペースではデミオの勝ちだが、ラゲッジの使い勝手ではスイフトに軍配が上がる。エンジンの性能を比べてみると、デミオは話題のミラーサイクルを搭載したZJ-VEM型1.3L水冷直列4気筒DOHC16バルブ。90PS/6,000rpm・12.2kg-m/4,000rpmを発揮する。圧縮比は11.0。10・15モード燃費は 23.0km/Lと文句のない数字だが、990kgという軽い車重を達成したことも加え、実効燃費も期待できるのではないかと思っている。一方スイフトはK12B型水冷直列4気筒DOHC16バルブ。90PS/6,000rpm・12.0kg-m/4,400rpmを発揮。圧縮比は11.0。数値の上ではデミオと驚く位ほぼ同じ出力を100cc少ない1.2Lで達成している。しかし残念ながら10・15モード燃費は20.5km/Lとデミオの後塵(-2.5km/L)を拝する。(デミオの標準グレード13Cは4ATでも21.0km/Lを達成しているから完敗。)タイヤサイズはデミオが175/65R14を履くのに対し、スイフトは185/60R15を履く。共に、CVTの経験が浅いメーカーではあるが、経済性についてはデミオの勝ち。エンジンの出来映えとCVTのチューニングが気になるところではあるが、共にCVT車は試乗前のため保留である。装備面で見ていくと、スイフトのお買い得感が光る。今や常識となったエアコン・P/W・電動格納式ミラー等は両車標準だが、スイフトはタコメーター・キーレススタートシステム(マツダではアドバンスドキーレスエントリー)・本革巻ステアリング・ドアミラーウインカー・CD/MDデッキ・15インチアルミホイルなど全て標準なのに対し、デミオはメーカーOPとなる。アドバンスドキーレスエントリー(+4.2万円)本革巻ステアリングとタコメーター(3.99万円・レザーツーリングコンフォートPKGに共に含む)とスイフトと同等レベルの装備にしようとすれば+10万円以上のメーカーOPが必要となる。安全装備については両車とも両席エアバッグ+EBD付ABSは標準。リヤシートのヘッドレストは共に2名分しか用意されないのが惜しいが、事実上3名をリヤシートに乗せる事は希有であろう。スイフトはイモビライザーとセキュリティアラームも標準となるが、デミオはイモビライザーがアドバンスドキーレスエントリー(+4.2万円)のメーカーOPにセット装着となる。しかし、スイフトは致命的な欠点があり、SRSカーテン+サイドエアバックがメーカーOP(1.5XSのみ標準)でも選択出来ず装着不可能。デミオはメーカーOP(+6.8万円)で装着が可能だ。SRSカーテン+サイドエアバックを除いて考えるとしたら、スイフトはデミオより元々の価格差4万円に加え、装備差で10万円以上はお買い得と言える。この価格差をスイフトの劣る燃費性能(-2.5km/L)で相殺しようとすると、20万キロも走らなければ埋まらない計算(レギュラー140円/Lで計算)になる。お買い得指数ではスイフトの圧勝。しかし、マツダ得意の値引き攻勢(今は発売当初なので渋いとは思うが)によって値引き額に10万円以上差が開き、価格差を埋められるような気もするので、前述したSRSカーテン+サイドエアバックの問題も含め購入時には真剣に検討したい。スイフトにSRSカーテン+サイドエアバックが装着できればなんの問題もないのだが、これ1点で私はスイフトを躊躇してしまうのだ。もちろん、デミオの方が設計が新しいだけに自動車アセスメント等の衝突安全対策も高得点が期待できる。今やクルマ選びとは色々な側面から比較しなければならず、面白いが難しい。共に試乗前の現段階では、コストパフォーマンスを含め僅差でスイフトの勝ちと言うことになりそうだが、しつこいようで恐縮だがスイフトは売れ筋の1.3XGにSRSカーテン+サイドエアバックが装着できず、どうもスッキリしない。今から新車を購入するのであればこれは絶対に外せないと私は考えているからだ。次回の改良で是正される事を期待したい。しかし、なんと言っても最後は走り。特に、共に経験の浅いCVTを組み合わせるだけにその仕上がりは大いに気になる。過去に試乗したATモデルの印象で言えば、スイフトはVWポロに近いようなドッシリ感溢れるユーロテイストに対し、デミオはもう少しカジュアルなプジョー207/307的な走り。個人的な好みを言えばスイフトだが、日本の路上ではデミオの爽やかなテイストの方が多く好まれそうな気もする。いずれにしても130万円前後という限られた価格でこれだけの車が買えると言うことは有り難い限り。
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by newbeetle-cab | 2007-07-06 23:19 | 日本車(マツダ)
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