サーブはジュネーブモーターショーで9-3のワゴンボディを発表する。名前は「9-3スポーツコンビ」だと言う。サーブと言えば5HBというイメージがあるのだが、いつのまにか9-3も現行型は4ドアセダンになっている。兄貴分には(私のかなり好きなクルマの1つ)9-5のエステートがあるが、9-3は「スポーツ」を名乗るだけあって随分と若々しいデザインになっている。しかし、それがサーブらしいかどうかは別であるが。私の第一印象は今は無き「スプリンター・カリブ」みたいだなぁ...と。もちろん、安っぽいと言う意味である。9-3のセダンが持っていた少し控えめで知的なスポーティさが随分とバタ臭くなりましたね。残念。
最近のサーブはGMカラーが強くなって私は嘆いている。インプレッサのお手軽兄弟車種を出してみたり...。もう少し、サーブと言うブランドの立ち位置やあり方について考えてほしいものだ。私は北米でも日本でもサーブは知的な選択肢であり続けて欲しいとおもっている。下手に販売台数主義に陥って欲しくないのだが。今は現行9-5が末永く生産される事を祈る。